転職で失敗しない為に必要な事。男性スタイリストの美容師からの転職経験談。>手に職をつけるという考え方

サラリーマンをしている今でも時々
「　手に職があるって、いいよね〜　」と、
言われることがあります。
「　だって、この仕事を辞めてもまた美容師できるもんね？　」
なんて。
確かにそうなんですが…
美容師をやっていた頃はもっと頻繁に周りの方から
同じことを言われていました。
そこで、「　手に職があると言うこと　」を皆さんは
どんな風に考えていますか？

わたし自身は、美容師と言う職業は
「　会社がなくなったって、このハサミ1本あれば
どこでも仕事が出来る。」とか
「　今の自分の技術があれば、日本中どこでも行ける。　」
なんて、思っていました。
私の考えた手に職、とは上記のようなものです。
こんな考え方は私に限らず、他の多くの美容師さんも
思っていることでしょう。
極端な話、この身とハサミさえあれば、どこでも
食べてゆける！なんて…

でも、美容師を辞めて今はサラーリマンをしている自分の
リアルな話を書いていくと
当時のようにすんなりといかない、というのが現実です。
今でも身内の髪を切ったり、髪を染めてあげたりしますが
美容室ですぐに対応できるレベルではないなぁ〜と感じています。
ちょっとリハビリが必要かも。
細かいところが自分では劣ったなぁと思いますが、
感覚はちゃんと、残っているんです。
何回もトライして、練習を重ね経験で得た技術は
なかなか自分から離れていくものではありません。
この感覚が「手に職」という感じだと、私は実感しています。