転職で失敗しない為に必要な事。男性スタイリストの美容師からの転職経験談。>美容師の転職と待遇と社会保障

転職を考えるきっかけとなったのは
家族のことが一番大きかったのですが、
他にもありました。
独身時代には気もしていなかったことでしたが、
結婚して初めて気づいたと言っても過言ではありません。
社会保障に関することです。
これは本当に大きなことで、
お若い方にはあまりなじみがないと思うので、
ちゃんと書いておきます。

美容師業界を否定する訳ではないのですが、
業界として社会保険への加入率はとても低いと思います。
いまは少しずつ改善されているかもしれませんが、
私のいたお店では交通費が出されるくらいで、
他には何もなかったような記憶があります。
結婚する前に、会社員の友人と話していた時は
（　ずいぶん待遇に差があるなぁ…　）と内心思っていました。
大きなもので言えば、ボーナスですよね。
他には有給がもらえていたり、社会保障はもちろんのこと
様々な手当ても、会社勤めの方にはあるんですよね。
美容師をしていた頃の私にとっては、ちょっと
夢のようでもありました。
ただ若い自分には
「まあ、美容師だししかないか」
という事で片付けていましたが、
今となってはそんな事で片付ける問題ではない
自分の人生の中ではとても大切な問題です。

世の中的には「　会社員なんて保証がないし、
甘い考えじゃあ務まらない　」なんてことも耳にしますよね。
でも、美容師からサラリーマンに転職した私の実感としては
この社会保障の有無は、とっても大きなものに感じています。
何しろ、家族の為にもなりますから。
今、転職してよかったなぁと思える大きな要因の
ひとつになっています。
ここにも書いておきますが、あくまでも私個人の感想ですので、
美容師業界のことを否定する気持ちは全くありません。
自分ひとりの生活から家族の生活へと変化していく中で
感じたことです。
将来もらう予定の年金だって
厚生年金の方が絶対にいいに決まっています。