転職で失敗しない為に必要な事。男性スタイリストの美容師からの転職経験談。>転職をして大変だと思った事とは？

会社では極力、美容師だった頃の自分を出さないように
努めていました。
まっさらな気持ちで、会社員としてやっていこう！と
入社前から決め込んでいたものです。
そんな事は転職をしたら当たり前のことですが、
美容師のような個性の強い業界にいたので
特にそういうところは意識しました。
でも実際に会社に入ってみると、ちょっと考えが甘いのでは！？と
感じてしまうことも度々あったりして、
「なにこの甘い感じ」
「そんなのでいいの」って感じで
そんな時には美容師だった頃の自分がついつい出てしまいました。

上司や先輩に対しても自分の考えだけを主張したり、
後輩に注意する時もついカッとなって、つらく当たってしまったり
周りが見えなくなってしまうのです。
「　そんなんじゃダメなんだよ！　」と思ってしまう
自分がいるのです。
でも、こんな状態に陥ると自分でも
自己嫌悪になってしまうことの方が多くなってきて
気持ちを落ち着かせる事に苦労しました。
今までの仕事に関しての意識が違いすぎて
自分を抑える事もありました。

そんな時に思ったのが
自分を変えていかないとけないということです。
そして私がした事は
本を読むという事を始めてみました。
本には色々と学べることが書いてあって、面白いものです。
そして、本だけの知識では物足りなさも感じました。
本は綺麗な事が沢山書いてありますから
他の人の意見を聞いてみる、という方法も学びました。
考え方や、意識的なことなど
人との会話で気づくことって、意外に多いんですよね。

お陰さまで今は、人間としてとても成長することが出来るように
なりました。
美容師の時は、
お店の人に対して感情的になって発言することが多かったのですが、
今ではこれを言ったら相手がどういう風に受け止めるのか、
ということまで考えてから発言ができるようになりました。
技術至上主義という色が濃い業界からこういう所にいくまでは
本当に苦労しました。
でも今思う事は当たり前な事だってことです。
こんな当たり前な事私は知りませんでした。
これは対ひと、から教わったことです。
お金では買えないものですね。
でも私は両方を知る事はできました。
本当に大きな武器になっています。