転職で失敗しない為に必要な事。男性スタイリストの美容師からの転職経験談。>美容師を育てる為の教育はどんなもの？

では「　いい美容師　」とは、どんな人間のことを
言うのでしょう？
この「　いい美容師　」を育てていくために、美容業界では
どんな教育を行っているのか少し書いていきたいと思います。
美容師としての教育は、主に二通りのやり方で
行われていると思います。
こればかりではありませんが
そもそも人間教育的な教育をしている
お店はあまりないと思います。
社会人としてとか
美容師としてとか
そういう教育をしているところってあまりないと思います。

私が勤めていた店舗では、技術がメインの教育でした。
主に週に二回、営業が終わった後に練習会というかたちで
時間が設けられ
スタイリストが直接指導していくことがメインでした。
自分が担当する技術があるので、担当ごとに指導していくのですが、
担当の日以外にも見てほしいと言われれば、
見てあげていました。
こんな感じで、正直な話をすると「　技術教育　」が主で
人間的な教育というものは、ほとんどありませんでした。
私がいたお店は大きな店舗でしたから、結構な人数で
上下関係は厳しくもありましたが、
ひとを育てるとかどうやって考えていったらいいのか、
という話はほとんどありませんでした。
「あの子はああいう子だから仕方がない」
そんな感じでした。
今考えると全然ダメでしたね。

これは私が勤めていたお店に限らず、美容師業界においては
このような感じの教育がメインであると思います。
一つ目の教育の時間は上記のようなことで、二つ目の教育と言えば
仕事中の直接の指導が主なものになってくると思います。
「　もっとこうしたら、綺麗に仕上がるよ　」とか
「　こうすると、カラーした髪でも艶がでるんだよ　」などと言う
その場で教えてあげることも、美容師業界においては
教育のうちに含まれるのかもしれません。
その場その場で、少しずつ指導を受けて応用して
美容師として成長していく、という感じの技術の教育はあっても
人としての教育はなかったように感じています。
いま美容師さんをやっている方も、同じように感じていませんか？