転職で失敗しない為に必要な事。男性スタイリストの美容師からの転職経験談。>美容師の労働時間と家族の時間

「　自分って、どんだけ働いているんだろう…　」と
感じたことがあります。
それまでは何も感じなかったことなのですが、
自宅から通っていた時の話しです。
近所にパチンコ屋さんがありました。
出勤時に、店員さんがのぼりを出していて
その日の帰り道にまた、のぼりを回収する別の店員さんを
見かけました。
（　確か、パチンコ業界は二交代制だったはず…　）なんてことに
気付いてしまい、それから自分はどんだけ
美容室にいるんだろう、と気になってしょうがない状況に
陥ってしまいました。
働きすぎ、拘束時間長すぎ、そんな事が
考えの変化もあり頭から離れなくなりました。

美容師は本当に拘束時間が長い、職業です。
私の場合はだいたい、9時に出勤して退社できるのが
21時ころでした。
遅い時には23時頃に自宅に到着、なんてことも多々ありました。
練習を見てあげたりすると閉店後のことなので、
遅くまでかかってしまいます。
更に、アシスタントの時は終電で帰るのが当たり前のような
感覚です。

本当に自分のプライベートな時間と言うものが
皆無でした。
冒頭で書いたパチンコ屋さんとはもちろん、業種も違って
仕事の内容も異なりますが、同じ
働いている、という事には
変わりがありません。
美容師という職についてから6年目ぐらい経った頃から
急激に「　時間がない　」という現状に対して
違和感を隠しきれなくなりました。
それまで普通だと思っていたことが、
気になってしょうがなくなりました。
休みも合わせて時間ということに関して
とても損をしていると感じてしまって
それが美容師から転職をするきっかけとなりました。