転職で失敗しない為に必要な事。男性スタイリストの美容師からの転職経験談。>美容師スタイリストは個人事業主？

私は技術的な面はもちろんのこと、他にも沢山の講習会に
美容師をやっていた頃は足を運んでいました。
他のものとは、経営や運営に関する講習会です。
メンタル的な事や心理的なこと
経営哲学みたいなモノは
いまでも常に頭の中に出てきます。
そんな数多く参加した講習会の中でも、
とある美容系メーカーが講習中に話していたことが
今でもすごく印象的に覚えて残っています。

まず、今日来ていただいたお客さんに何をするか
提案をします。
お客さんは髪の毛を切る目的があるので、提案
営業したことに反響があります。
それから、お客さんの要望にそった髪型にセットしていく為に
私は施術や施工をほどこします。
この間、お店に居るお客さんに対して
おもてなしや接客をします。
セットが完成すると、今回使った商品のご案内をして
次回も来ていただけるよう、営業をします。

そして、一日が終わると自分の売上を管理し
数字の管理を行います。
この他には、アシスタントの教育や指導をおこない
個人のやるべきことが終わると
お店全体の在庫の管理や備品の発注を行い、予算も管理します。
ここまで書くと、お気づきの方もいるかと思いますが
「　美容師は一人ですべてをこなす、個人事業主である　」
ということです。
会社経営を一人で行っているのと、同じ事なのです。

この話しを聞いて、少し感覚が変わったのです。
私は歩合給制でしたので、
まさに個人事業主だったわけです。
何かを商品として販売していたわけではなく、
自分自身が行動したことすべてが商いだったのです。
なので美容師をやっている人はどんな仕事でも
ちゃんと対応出来ると思います。
スタイリスト経験者であれば
どんな仕事でも自信を持っていいでしょう。
あのとき聞いた話は、美容師としての自分の
違う価値を感じる事が出来る話でした。