転職で失敗しない為に必要な事。男性スタイリストの美容師からの転職経験談。>会社員に転職をして変な意味で後悔していること。

会社という組織に入ってみたからこそ、
美容業界を客観的に見ることが出来るようになりました。
自分の中で、美容師の方が大変なんだぞと
思いあがっていたことも事実です。
でもそれは違う、放漫なことなんだと気づかされました。
美容業界では人間を育てる、ということを
ほとんど行っていないのが現状です。
もし、人間的な教育がなされていれば
他の従業員に対してもっと優しく接することが
出来ていたかもしれません。
もっと高いマインドで仕事をして、
もっといい美容師になれていたかもしれません。

私がいた頃の美容業界では、技術以外のことは
個人の裁量にゆだねられていました。
技術に関して言えば、ものすごく厳しかったです。
その割に、気持ちの持って行き方とか
人間教育とかの話しは、耳にした記憶はほとんどありません。
お客さんに対する接し方も、個人任せの部分がほとんどでした。

でも今は違います。
私の会社では、上層部も全員、お客さんのことを
「　お客様　」と呼びます。
お辞儀の角度や姿勢まで、厳しく注意が入ります。
これらは仕事中に、外部講習として含まれています。
正直今まで、こんなことカンケーないやと思っていました。
ちゃんと挨拶が出来て仕事が出来てさえいれば
問題ないだろうと思っていたのです。
でも、違うんですよね。
お客様あっての会社なのです。
みんなで会社の為に前向きに仕事をします。
お客様のことを大切に思っています。
今では私の、マイナス発言や文句がかなり減りました。
全ての行いは、自分たちにかえってくるのです。

美容師をやっていた頃にこの事に気が付いていれば、
もっとお客さんのことを大事にしていたと思います。
もし再び、自分が美容師としてお店を持つようになったら
人間教育に力を入れていきたいす。
美容業界でもマインド教育や人間教育が大切です。
こういう教育が行われら、美容業界はもっともっと
伸びていくと思うのです。

人のせいにするわけではないですが、
こういう教育を受けてきたら
絶対にもっと魅力的な美容師になっていると感じます。
正直、こういう所を持っていなかった自分が悔しいです。
戻れるなら、今の感覚のまま美容師時代に戻りたいです。
それくらい、美容師から組織に属するようになってから
考え方や人間性が大きく変わりました。